移住された方のこえ

Vol.1
2017年6月移住
菊地さんご家族

家族と馬が共存できる場所を求めて。馬が好きだから一緒にいたい。

馬と共存できるより良い場所を探して、巡り会ったのがここ白老町でした。そう話してくれたのが、白老町に引っ越してきて半年ほどの菊地さん(千葉県出身)です。首都圏で日々忙しく仕事をしていた菊地さんご夫婦ですが、白老町での生活は一変。自分の時間、家族との時間が充実しているようです。中でも家族の一員でもある、大好きな馬と一緒に暮らしたい。この気持ちが白老町と菊地さんを結びつけたのかもしれません。5年ほど前に、農耕馬市場に出されてしまう馬を引き受けたことがきっかけで馬との生活がスタート。ここ白老では馬にとって自然な昼夜放牧を行っています。馬自身が自分の足で歩き、草を食べそしてまた歩く、という馬本来の自然の姿を作ってあげたいと菊地さんは言う。

「移住」という言葉にとらわれすぎずに、白老にやって来た。

白老町での講演会に声をかけていただいたのが白老町を知ったきっかけで、それまでは白老町の地名も場所も知らなかったそうです。講演の為の下見に単身で来たのが初めての白老訪問で、その時にそれまでに経験してきた町つくりの経験をうまく活かせ、馬との生活も実現できそうだと感じたようです。

白老町の第一印象は、きれいな景色をはじめとする北海道らしさがありつつ、昨今の日本の地方都市に多くあるように、過疎化が進んでいるという印象だった。廃墟など人工物が邪魔して、海もあり山もありと、地形としてのポテンシャルは非常に高いのに、それを町の魅力に変えられていないのが特に残念に感じたという。

ただ、社台の馬の放牧場の風景などは、日本では北海道以外にはない特有の風景で、草地や検疫場の風景などは北海道ならでは。さらに、しらかばの木など生えている植生も独特に感じ、そんな牧場をいくつか訪れ、馬を育てられる環境がある北海道に心が動いたそうです。

あまりに一つの場所にこだわりすぎずに、より住みやすい場所に引っ越すことが、自分にもその土地にも新陳代謝になっていいことだと思う。「移住」と聞くと、すごく大変で勇気と覚悟がいるが、菊地さん自身あまり構えすぎずに、『引っ越しする』ぐらいの感覚も大切にしたいそうです。

冬のキレイな景色を見るのが楽しみ

愛媛県ご出身の奥様は、寒さが苦手だったそうですが、今の住居は二重サッシで断熱材もしっかり入っているので快適で安心だそうです。また、家に温泉が引いてあるので、毎日温泉に入ることができ、光熱費が抑えられることもうれしいそうです。(このあたりの温泉は、めずらしいモール温泉で美肌に効能がある茶色い湯です)

初めて白老町に来たとき、社台の風景が非常にキレイに映ったそうです。
冬の景色がきれいになることも、北国の大きな特徴で、それらを見る事ができるだけでも楽しみだそうです。

ご自身の生活サイクルは、昼間はお子さんと過ごし、夜は気分転換も兼ねて手仕事市などで販売しているアクセサリー作りに集中しているそうです。いつかは、アクセサリーを販売するお店を持ちたいそうです。

地域の人とは、すーっと溶け込み心地よい距離感で接する事ができている。

海外生活の経験があるご夫婦にとっては、自然体でいられる今の環境が心地いいようです。家族のプライベートが守られ、多様な人と接する事ができる地域だと感じているそうです。また、2020年の国立アイヌ民族博物館の誕生に少しでも役に立ちたいと話していただきました。

しらおい町に移住をお考えの方へ

少しでも白老に興味があったら、まずは、来て見て地元の人とふれて、話して、色々と感じてみてください。

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