移住された方のこえ

Vol.4
2020年11月移住
走出 雪さん

白老を目指したわけではない「白老移住」が始まりました

埼玉県出身の走出 雪(はしりで ゆき)さん。母親の出身地であったことから、北海道には子供の頃から何度も訪れたこともあり、親近感のある場所でした。とあるきっかけから壮瞥町で農業のお手伝いをすることになり来道することになりましたが、当時一番の不安は『北海道の冬』を越せるか、ということだったそうです。4ヶ月ほど働いたところで、以前より興味があったアイヌ文化に触れるお仕事はないかと考えていたところに、民族共生象徴空間「ウポポイ」での求人を見つけました。面接と並行してインターネットでアパート探しをはじめ、入職が決まり実際に白老に足を運んで、希望通りにウポポイ近くのアパートを借りることになったのです。
そうして、白老を目指したわけではない「白老移住」が始まりました。

白老町での生活について

白老町での生活をスタートさせた走出さんは、民族共生象徴空間「ウポポイ」で誘客広報課の臨時職員として勤務し、学校団体の予約受付や案内、ホームページやSNSでの情報発信業務を担っています。ウポポイでのポンレ(アイヌ語のニックネーム)はコヌパさん。粉雪という意味だそうです。

徒歩なら15分、自転車では5分ほどの通勤時間は快適そのもの。埼玉県で2時間以上かけて通学していた大学の頃にはもう戻れないと話されました。徒歩圏内にはスーパーやコンビニがあるので想像していた以上に便利な生活を送っています。自家用車を持っていないため、行動範囲はあまり拡がってはいません。しかし、コロナ禍での移住であったために、仕事以外の時間は家で過ごしているので、これが普通かな、という感覚で暮らしています。休日は友人たちとシェアしている畑で野菜作りをしています。畑で育てた野菜が野生動物に食べられてしまうというハプニングがあったり、水道管の凍結を予防するため、冬期間には水道の水抜きをするなど初めての経験もしました。

北海道で行ってみたい場所・見たいもの

北海道でしか体験できないことや見られないものに興味があります。帯広市の「ばんえい競馬」や豊頃町の「ジュエリーアイス」を見に行きたいです。

白老町のお気に入り

もちろん、ウポポイです!笑
自然豊かなところはもちろんですが、町中にいても空を遮る高い建物がないので、白老の空の広さが気に入っています。

しらおい町に移住をお考えの方へ

働く場所が決まっていると安心して移住できます。また、自分は生活に必要な家具や家電はレンタル業者から借りているので、移住へのハードルは低かったですね。インターネットで様々な情報を得られますし、「移住」=「永住」というような感覚ではなく、気軽に住んでみると良いのではないでしょうか。

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