移住された方のこえ

Vol.9
2024年5月移住
古田さん(左)
2024年11月移住
さん(中央)
2024年11月移住
白木さん(右)

白老で見つけた、自分らしい暮らし。

― 看護師・アーティスト・ヤギ飼い女子、それぞれの白老ライフ ―
太平洋に面した白老町。 やわらかな潮風と豊かな自然、そして人のあたたかさに惹かれ、 この地で新しい暮らしを始めた3人の女性がいます。

看護師の岡さん、盆栽師、兼アーティストの古田さん、ヤギを飼いながらチーズ工房をつくろうとしている白木さん。

それぞれが違う理由で白老町にたどり着いたのは2024年。

そんな「白老同級生」の3人は今、仲良く笑い合いながら暮らしています。

3人の会話から見えてきたのは、「白老」という町が持つ、静かで力強い魅力でした。

白老との出会い

白木さん: 出身は白老町の隣の苫小牧市です。子どもの頃から温泉に入りに来たり、たらこを買いに来たりしていて、昔から馴染みのある町でした。

岡さん: 私は以前、お隣の登別市に2年ほど住んでいたことがあって、その頃から白老の存在を知りました。ここ10年ほどは白老に住む友人を訪ねて遊びに来ることが多くて。白老は “近くて、でもちょっと特別な町” という印象でした。

古田さん: 私は北海道に来て15年になりますが、白老は“白老牛の町”というイメージだけでした。 アトリエを持ちたいと考え始めた時に「北海道」「アート」と検索したら、(白老町の) 飛生(とびう) の『ルーツ&アーツ』が出てきて。そこから“白老”という町を知り、すぐに興味を持ちました。芸術が息づいている町だと感じたんです。

移住前に感じていた不安と、実際に暮らしてみて

白木さん: ヤギを連れての移住だったので、飼育環境を整えることが最初の課題でした。でも、白老は雪が少なく、獣医さんもいて、動物にとって過ごしやすい。「ヤギファースト」で選んだ町ですが(笑)、本当にこの環境はありがたいです。

岡さん: よく聞かれるんですが、不安は全くありませんでした。実際に住んでみると、ここまで距離感が近く、いろんな人と関わりを持てるようになれるとは思わなかったですね〜。今後の人生においても重要なことだと感じています。

古田さん: 一番の不安は「仕事があるかどうか」でした。 知り合いも仕事もゼロの状態での移住。でも、地域の方がつないでくれて、庭仕事を始めたり、アートの仕事を紹介してもらったり。 2年目からは盆栽とアートを融合させた作品づくりもスタートできました。今は「ここだからできること」が見えてきています。

白老での暮らしと、これからの夢

白木さん: 近い目標は、ヤギのミルクでチーズを作って販売できるようにすること。 将来的には、景色を眺めながらお茶を楽しめるような「集える場所」をつくりたいんです。 自然の中で、動物と人が穏やかに共存できる空間を。

古田さん: 私は盆栽と現代アートを融合させた展示会を開くのが夢です。そして、いつか彫刻にも挑戦したい。白老の自然や空気は、創作意欲を刺激してくれます。

岡さん: 直近では、早くストーブで薪を燃やしてみたいです! そして、ずっと穏やかにここで暮らしていきたいです(笑)

3人が語る「白老の好きなところ」

白木さん: 親水公園の水汲み場とドナルドサーモン。そして星空が好きです。あっ、夕陽もいいです!
古田さん: 若どりから揚げ屋さん、ブーランジェリーニシオ。 そして芸術と日常が自然に混ざっている感じが好きです。
岡さん: 石窯パン屋のマルコーブ、かのうち珈琲と温泉です! 温泉付きの住宅を新築したのですが、自宅でいつもモール温泉に入っています。

そして3人とも共通して口にしたのが「人のあたたかさ」
●役場の移住担当者が、ただ案内して終わりではなく、移住後もつながりを持ってくれるので、今でも、なんの用事がなくてもつい役場に寄ってしまう。
●東京にいた時は、同じ職種の人との付き合いが中心だったけど、白老ではいろんな人と自然に繋がれる。
●ちょっと外れたところに住んでいる自分のところにもちょくちょく人が来てくれる。 などの日常エピソードも「白老の好きなところ」だと話されました。

これから移住を考える人へ

古田さん: 白老は“挑戦する人”を応援してくれる町です。個人で仕事をしているので、人との繋がりから生活できていることが本当にありがたいです。役場の方も、地域の方も協力的で、何かを始めたい人にとって本当に心強い場所だと感じています。

白木さん: まずは来てみてほしいです。こんなウエルカム感はすごいです。 自然の美しさも、食べ物のおいしさも、人の温かさも、来てみないとわからない。 “住んでみたい”と思える理由がきっと見つかると思います。

岡さん: 食べ物、自然、温泉、などなどの「白老キーワード」がありますが、自分はそこに「人」を入れたい。いい意味でも悪い意味でも「ちょっとお節介」人に関心があって、それをストレートに伝えてくれて、わかりやすくて心地いいです。

3人からのメッセージ

「白老町は北海道の中でも雪が少なく、気候も穏やか。空港へのアクセスも良いので、初めて北海道に移住する方にもおすすめ。白老は、無理せず、自分のペースで暮らせる町。」と、最後に話してくださいました。

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