移住された方のこえ

Vol.5
2021年10月移住
藤野さんご夫婦

白老町移住まで

藤野真司さんは大分県、麻里奈さんは愛知県出身。京都で知り合って結婚し、その後神奈川県で暮らしていました。

もともと2人とも暑さが苦手で、心地良い場所で暮らしたいと考えていた時、真司さんが勤める星野リゾートが北海道で開業することがわかりました。また、麻里奈さんがアイヌのルーツを持つことも、この白老に惹かれるきっかけとなり両手をあげて転勤を希望したそうです。

移住に先駆けて家探しに白老を訪れた時のこと。いくつかの物件を見て回り、どこにするか決めかねていた最終日の夜。そこに、たまたま声をかけてくれた人から人へと繋がり、その数時間のうちに内覧して現在の家に出会うことができました。理想的な間取りやロケーションで、すぐにここに住みたいと決めました。また猫を飼っている二人は、「ペット同居は断られるかもしれない」という不安な気持ちで大家さんに相談した時「猫も家族でしょう」と快諾されたことなどは忘れられない移住エピソードになっています。こうした白老の人々とのやりとりが、知らない土地に移る時の不安を全て解消してくれることになったのです。

白老町での生活について

真司さんは、星野リゾート 界 ポロトで、サービスとフロント業務、アクティビティの企画、広報などを担当しています。

麻里奈さんは、民族共生象徴空間ウポポイで誘客広報のお仕事をされています。

移住してびっくりしたのは、普通にスーパーで売っている食材で作ったカレーが美味しいこと!道内産の食材を日常的に使って料理ができることが嬉しいと感じています。

仕事の傍ら、真司さんは美術作家としての創作活動、麻里奈さんは趣味で「機織(はたお)り」を行っています。自然が豊かで視覚的に心奪われるものが多いこと、自分のペースで制作できる環境もとても気に入っています。

また人の温かさや繋がり、距離感がいい。ご近所さんとはふとしたきっかけからお互いの家の雪かきし合う仲に。停電や津波警報が出た時には、声をかけあったり連絡網を作ったりとこれまで暮らした土地ではなかった「コミュニティのつながり」が自分たちには心地がいいと感じています。

職場にもスーパーにもカフェにも歩いていける距離。白老に移住してから、歩きたいな、と思うことが増えました。

白老町のお気に入り

移住が紅葉の時期だったため、こんなに鮮やかな赤があるのか…と自然の美に感動しました。空気が澄んでいて、空が綺麗なこと。

また温泉が好きなお二人は、白老に来て初めて浸かったモール温泉が気に入っています。

美味しいものがたくさんあって、程よく人と繋がれることが白老の魅力だと話されました。

白老町にはこの町で暮らす人が気軽に使える飲食店が多く、その土地ならではの食材を使った料理をお手軽な価格で楽しむことができます。

今後やりたいこと・目指すところ

真司さん:こんなにいい環境に来れたので、制作活動を頑張っていき、たくさんの方に見ていただきたいです。そして北海道を楽しみ尽くしたい! この白老を拠点に、いろんな場所に旅行にも行きたいです。

麻里奈さん:自然を楽しみつつ、白老ならではの乗馬やアイヌの手仕事を学びながら生活できたらな、と考えています。

しらおい町に移住をお考えの方へ

土地のカラーで自分たちの生活を変えなければならない場所もあるけれど、白老には余白がたくさんあって、そこを自分達で埋めていけます。生活を一つ一つ自分たちで作っていける良さのある町です。
また、「北海道は車がないと不便なのでは?」「雪や寒さが心配」と考えている人も多いですが、自分たちのように市街地に住めば車がなくても生活でき、雪もさほど多くないので移住ビギナーにはおすすめしたい土地です。

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