
移住された方のこえ




白老町移住まで
ゲストハウスたらこ湯を運営しているのは、吉原和香奈さんと山下純奈さん。大学の同級生だったお二人。卒業後はそれぞれ仕事を持っていましたが、温泉宿を開業するために、和香奈さんは2023年に、純奈さんは2024年に白老町へ移住しました。温泉が好きで、いつか温泉宿を開業したいと考え、北海道各地の温泉施設を訪ね歩いていた時です。すでに取り壊しも決まっていた、旧「民宿玉の井」のことを知ります。ご縁がつながって購入することができ、白老町に移住することになったのです。
自分たちの夢を実現するために出逢ったのが、白老町でした。
白老町に住んでみて
生まれつき耳が聴こえない和香奈さんは、デフサッカー(ろう者サッカー)をやっていた関係で、白老町には知り合いが何人もいたため、心強かったと言います。移住してすぐに、「白老町手話言語条例」が制定されたこともあり、手話通訳が欲しい時には、連絡すればすぐに手配してもらえるようになりました。
これまで滝川、旭川、帯広、網走で暮らしていた純奈さんは、雪の少なさに驚いたそう。近所の方が、ほんの少しの雪をはねている場面をみて、こんなに少ないのに雪はねするんだ!とビックリしたと話されました。
ご近所さんからいただく自家製の野菜や獲れたての海産物。自然がいっぱいで山菜も食べられます。
「温泉」と「人」と「自然」が、白老町の最大の魅力!とお二人が声を揃えました。
白老町で事業を始めて
運営している「たらこ湯」は、木曜日の日帰り入浴と金曜日から日曜日・祝日の宿泊営業。それ以外の日は、二人ともダブルワークしています。
これまでフルタイムで働いていたため、その頃と比較すると「安定」はなくなりました。しかし自ら学んだり、アイデアを出し合いながら事業を行うことに充実感があって、「生きてる!」という感覚が強くなったとか。
これからも、面白いことをやり続けたい。自分たちが楽しいと思うことをどんどん行っていく予定です!
移住の前後で大変だったこと
二人とも声をそろえて「大変だったことは…ないですね!笑」
ただ移住前に知りたかったこととして、仕事はあるのか、ということ。結論をいうと、町内にはいくらでも仕事はあるし、個人事業主が多いから、働き方にも融通をきかせてもらえます。
インターネットでは検索しても出てこない、個人のお店に張り紙がしてあるような仕事もたくさんあるので、仕事関係で悩まれている場合は、ぜひ一度白老町に足を運んでみるといいと思います。
白老町のここが好き
●虎杖浜神社から眺める景色
●親水公園のカムイワッカ(湧水)
●大町商店街の雰囲気
●海産物ロードの干物
●温泉!(温泉通の間では、「魔境白老」と呼ばれています)
しらおい町に移住をお考えの方へ
和香奈さん:白老町は、移住者にも自分のようなろう者にもウエルカムな雰囲気なのがとても嬉しい。とっても住みやすい町なので、心配せず、とりあえず来てみてください。
純奈さん:まずは実際に来てみてはいかがでしょうか? 実際に体験したリアルな移住の話もできますよ。滞在は、たらこ湯で!笑